淡いchocolate。
ラッコ御用達のスーパーでは、バレンタインチョコレートが売られ始めている。でんろくチャーミング鬼も鎮座しているが、いい戦いを見せている。
今は友チョコが主流なのだろうか?毎年パパをすっ飛ばし、娘は友にチョコレートをせっせと作っていた。その時はホットモット弁当で確定される。
台所の占領だ。友により台所が侵略されるからだ。半端無い量だった。挙げ句間に合わず親参上。「お前は料理長か?」な言いがかり。ならば、「下っぱに給料だせや⁉」な、一触即発なリングとなる。
そんな娘は、今年は「板チョコ」にしようかな?と、呟いてきた。「面白くていんじゃね?」と、返す。
「さぁ、これを使い、自分でアレンジせよ」
な
パンチ力
さすがです。ラッコが貰う立場なら、間違いなく合格ラインです。その発想力はかなりなパンチになるでしょう。合格‼
ラッコも好きだったパイセンに、入れ物は超絶可愛いが、チロルチョコを大量に入れた淡い思い出がある。
「本当に好きなのか?」
な
「既製品」
で仕上げたのである。今となっては凄いファイティングだ。初々しい・・。
ラッコの友が兄上を好きでチョコレートを受け取って欲しいと伝えて欲しいと言われた時には、全力で友を説得。日頃の兄上との関係性を語り、最悪だと告げるが
「羨ましい‼」
だ。
終わった、完全に終わった。
恋は盲目とは、こう言う事なのだろう。その時はとてつもなくキモイと思った淡い思い出である。
娘が友に作ったチョコレートが余り、ラッコがトッピングし、さも2人で作りましたよ。アピールを加えてからのパパ行き。ご満悦だろう。ホットモットな日があったとてご満悦だろう。
そんな我々は、ホワイトなデイにパパから「カプリコ」の大量なお返しをもらいご満悦する。しかしながら、ホワイトなデイなのに、前もってこちらサイドから味の指定はする。という不思議なデイなのだ。ちなみにバトルにならないようにキッチリと数を合わせて買って来る所はキッチリしてる。
「喧嘩しないように」
と、告げられる。
が
「名前(娘)がママのを食う‼」だの「ママが名前(娘)のを食べるんだ‼」の応戦だ。食べる前から喧嘩だ。お決まりのコース。淡い思い出である。毎回毎回繰り返される淡い思い出である。
おわり。