何の鬼?
さぁ、今年はどんな鬼になろうかな。
手提げ紙袋にとんでもない顔を書き、片方の目の部分だけ絶妙に開け、もう鬼では無い。化け物だ‼もうそれはそれは、動くもんだから
「何ですか‼?」
「何でしょうか‼?」
「アレですか‼?」
「アレか?アレだ?」
もう判別不能である。でんろく豆のチャーミング鬼どころの騒ぎでは無い。カテゴリーにもはまらない傑作だ。娘は昔は泣いた。
泣くがいい‼心が汚れると、こんな顔なるぞー‼‼と気持ちを込めの傑作だ。だが、今はもう冷めている。
「そんなの知らねー。」
今年はとんでもなくデカ袋で、もう、バランスヤベーほどのデカ袋を被る。頭10で身体4ぐらいのデカ袋。
「我が身でUMA」だ。
ビッグフットどころではない。
新種
我が娘は、幼稚園時代の節分で
先生が「自分の中にいる鬼を教えて下さい。」
と言い、怒りんぼ鬼・泣き虫鬼・いじわる鬼・甘えん坊鬼。なにがあるかな?的な質問をし、豆まきで追い出しましょう‼と、盛り上がる中。皆は、怒りんぼ鬼‼泣き虫‼と、一人一個答える中。娘はこう答えた。
「全部‼」
欲しがりである。恥じらいながらの「全部」では無い。投げ捨てるような「全部ー‼」だ。
「潔し」
我が子ながら潔し。武士か?武士だな。清々しい。誇りに思う。正直園児ここにあり。
ラッコも、ありとあらゆる。もう驚きのアレだ‼何から何まで、何だっつーの‼までに、出して出して出して。豆を食う。豆は大豆だ。
おわり。